“かりと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カリト
語句割合
仮綴50.0%
刈取33.3%
苅取16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の眼は、その仮綴かりとじの本の純白な西洋紙と、彼女の胸の白さとの上に、かわがわる注がれました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
勘次かんじとおつぎはみなみ早苗振さなぶりやとはれてつてた。勘次かんじいへからみなみ小徑こみちはさんだ桑畑くはばたけ刈取かりとつてからくさえたくらゐえだはじめてた。くはあひだには馬鈴薯じやがいもしげつてはなつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
身がるな姿で出て行くかわりに帰りには山からまき、野から馬の草、田畠からはいろいろの穀物の苅取かりとったのを、山のように負うてこなければならぬのであった。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)