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仮綴
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かりと
ふりがな文庫
“
仮綴
(
かりと
)” の例文
彼はその
仮綴
(
かりと
)
ぢの処女詩集に『夢みつつ』と言ふ名前をつけた。それは巻頭の
抒情詩
(
ぢよじやうし
)
の名前を詩集の名前に用ひたものだった。
詩集
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私の眼は、その
仮綴
(
かりと
)
じの本の純白な西洋紙と、彼女の胸の白さとの上に、
交
(
かわ
)
る
交
(
がわ
)
る注がれました。
痴人の愛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
(彼の詩集は幸か不幸か紙の切つてない
装幀
(
さうてい
)
だつた。)けれども
滅多
(
めつた
)
に売れたことはなかつた。そのうちにだんだん紙も古び、
仮綴
(
かりと
)
ぢの背中もいたんで行つた。
詩集
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
うすい
仮綴
(
かりと
)
じの書物が一冊、やはり翼のように表紙を開いて、ふわりと空へ上りましたが、しばらくテエブルの上で輪を描いてから、急に頁をざわつかせると
魔術
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
綴
漢検準1級
部首:⽷
14画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡