“かみしめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噛〆33.3%
噛締33.3%
囓切33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さまさんと袖を噛〆かみしめこらゆるは泣よりつらき手のふるへ筆のはこびも自在ならねど漸々やう/\にして始終しじうの事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
にぎりてひかへたる其中にも彼丁山小夜衣の兩人はアツといひて砂利じやり鰭伏ひれふし戰慄ふるひわなゝき居たりけり長庵はをぎり/\と噛締かみしめ汝等一同確乎たしかに聞け汝等おのれらは揃ひも揃ひし鈍愚たはけなるに其の智慧ちゑたらざるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御機嫌ごきげんよろしゅうと言葉じり力なく送られし時、跡ふりむきて今一言ひとことかわしたかりしを邪見に唇囓切かみしめ女々めめしからぬふりたがためにかよそおい、急がでもよき足わざと早めながら
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)