“かくびやうしつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
各病室100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病院びやうゐんには一しうに二づつかよつて、外來患者ぐわいらいくわんじや診察しんさつしたり、各病室かくびやうしつまはつたりしてゐたが、防腐法ばうふはふこゝではまつたおこなはれぬこと、呼血器きふけつきのことなどにいて、かれすこぶ異議いぎつてゐたが
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
聖像せいざう代診だいしんみづかつて此所こゝけたもので、毎日曜日まいにちえうびかれ命令めいれいで、だれ患者くわんじや一人ひとりが、つて、こゑげて、祈祷文きたうぶんむ、れからかれ自身じしんで、各病室かくびやうしつを、香爐かうろげてりながらまはる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)