“かいく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
皆暮33.3%
化育16.7%
戒懼16.7%
掻暮16.7%
掻繰16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
犯人がわからないばかりでなく、何の目的で選り拔きの美しい娘ばかり殺すのか、皆暮かいくれ見當も付かないのです。その上死體は、洗ひ落してはあるが、歴々あり/\と全身に金箔きんぱくを置いたあとがあります。
大御力は優絶な忍耐を以て待ち給う、その内には新たな地球と新たな秩序が出来て万物が化育かいくせられる。
暗黒星 (新字新仮名) / シモン・ニューコム(著)
そして日月雲の三字は皆已にしるしがあったので、雷州へ往ってからは深く自ら戒懼かいくして、決して悪いことをしなかったが、二年目になって総官府に上申する事件ができて
富貴発跡司志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「と申しても、何處に隱されたやら、誰がへたやら、掻暮かいくれ見當も付きません。平次樣、お助け下さいまし、外に頼るところもない親子、主從の難儀で御座います」
こしもとをしてはうきひともたいまつごとくにしてあまねせしむ。令史れいしあわまどひて、かたはらにありおほいなるかめなか匐隱はひかくれぬ。須臾しばらくしてつまはやうまりてゆらりと手綱たづな掻繰かいくるに、はうきしたり、こしもとるべきものなし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)