“おやごころ”の漢字の書き方と例文
語句割合
親心100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日きのふ今日けふ時雨しぐれそらに、田町たまちあねよりたのみの長胴着ながどうぎ出來できたれば、暫時すこしはやかさねさせたき親心おやごころ御苦勞ごくろうでも學校がくかうまへの一寸ちよつとつてつてれまいか、さだめてはなつてようほどに
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
では——まよいでしょう。おそらくそれは親心おやごころ煩悩ぼんのうでしょう。——迷いのきりをへだてて見れば、れ木も花と見え、えんなき他人ひとさまの子供でも、自分の子かと見えてくるのが、人情にんじょうのとうぜん。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)