“うけにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
請人88.1%
受人7.1%
保証2.4%
保證人2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
松造は行状もよく、外使いといって、自由に市中へも出られるし、請人うけにんさえあればいつでも島から解放されることになっていた。
さぶ (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
いたはくれ候間惡人とはすこしも心得ず又彌七儀は私しには少し身寄みよりの者故勘兵衞儀奉公の受人うけにんと相成候處かれ取迯とりにげよりことおこりて終に御仕置に相成候得ば御公儀樣ごこうぎさまには御道理ごもつともの御仕置にも有べきが私しどもの身には彌七は本夫をつとかたきゆゑ討取うちとり候に違ひなく如何樣の御仕置に仰付おほせつけられ候とも御恨おうらみとは存じ奉つらずと思ひんで申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
自分の財産しんだいげて保証うけにんの義務を果たすと云ふ律義な人でなかつたならば、老婆おばあさんも今頃は塩問屋の後室おふくろさまで、兼吉君は立派に米さんと云ふ方の良人をつととして居られるのでせう
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
調とゝのへ度存候是は我母わがはゝの若き時に差たる品なりとて頼ければ亭主は氣の毒に思ながら出入の小間物屋與兵衞こまものやよへゑ云者いふものへ彼二品を見せ亭主ていしゆ保證人うけにんになりて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)