“いたづらず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪戯好50.0%
惡戯好50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悪戯好いたづらずきのある男が弾機仕掛ばねじかけ玩具おもちやの蛇を麦酒瓶ビールびんに入れて、胡桃くるみの栓をしたまゝ瓶を庭先にり出しておいた。
悪戯好いたづらずきの男は不思議に思つて、鴉を解剖してみると、心臓が破裂してゐたさうだ。
口の軽い、悪戯好いたづらずきの彼等は、どうかすると晴の場所でもそんな事を素破抜すつぱぬかぬとも限らないので、派手好き、宴会好きの成金も、このてあひの顔を見ると、そこそこに逃げ出してしまふ。
さうしてかれ尋常外なみはずれた態度たいどが、かへつ惡戯好いたづらずきのこゝろ挑發てうはつするのみであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
こんなことをつて惡戯好いたづらずきな人達ひとたちとうさんまできたな髮結かみゆひにしてしまひました。しかし、おひな幼少ちひさ時分じぶんとうさんをよくれました。おひなうた子守唄こもりうたとうさんの一ばんきなうたでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)