“いきご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
意気込63.6%
意氣込18.2%
息込9.1%
氣籠9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そういえば、食後には、催促さいそくされてもふしぎにだれも理屈を言いだすものがなかったね。ひる間の意気込いきごみとはまるでちがっているんで、あの時はぼくも意外だったよ。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
うゝ、と意氣込いきごむと、車夫くるまやながるゝあせひたひふるつて
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と、をつとは四五けんむかうにつてゐる子供こどもはういろどりしたゴムまりげた。が、夏繪なつゑ息込いきごんでゐたのがまたもりそこねて、まり色彩しきさいをどらしながらうしろの樹蔭こかげへころがつてつた。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
言説する義の「いふ」は氣經いふであり、鼾聲の「いびき」は、氣響いきひゞきの約である。萎頓困敝の「いきつく」は氣盡いきつくで、奮發努力せんとするの「いきごむ」は氣籠いきごむである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)