“あまやど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雨宿75.0%
雨舍25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
めでたく穴山梅雪あなやまばいせつちとりはしたが、離散りさんして以来のつもる話もあるし、これからさきのそうだんもある折から、爽快そうかいなる大雨たいうの襲来は、ちょうどいい雨宿あまやどりであろうと、一同は
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
格子の中より六十餘の人品じんぴんよき老女らうぢよこゑかけ其許そのもとひさしの下に居るともれ給ふべし此方へいりて雨をしのがれよと念頃ねんごろに申せしかば彦兵衞大いによろこさらば仰せにしたが暫時しばし雨舍あまやどりを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
偖小間物屋彦兵衞は翌日よくじつ手土産てみやげもち馬喰町馬場のわきなる彼の女隱居いんきよもとゆき昨日きのふ雨舍あまやどりの禮をひてすぐ商賣あきなひに出しが是より心安くなりよひの内などはなしゆき近處きんじよへ出入場の世話を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)