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あけむつ
語句 | 割合 |
明六 | 33.3% |
明六時 | 33.3% |
明卯刻 | 33.3% |
扨又大岡越前守には
明六のお太鼓を
相※に登城なされしが
早伊豆守殿には登城ありて
芙蓉の
間に
控給ひ伊勢守と何か
物語りの樣子なれば越前守には高木伊勢守を
越申上
置ざれば
叶ふ可らずと是も明朝
明六時のお太鼓に登城の用意を申付られたり
既にして
翌日御城のお太鼓
六の
刻限鼕々と
鳴響けば松平伊豆守殿には登城門よりハヤ
駕籠を
して
相待居しに付
直樣案内として六月廿日に
淺草寺の
明卯刻の
鐘と共に
立出炎天をも
厭はず急ぎ
武州埼玉郡杉戸宿名主太郎左衞門方へ
着し
早速に道具屋渡世林藏を呼出せし所
他行の
趣きにて
女房を