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『夜の喜び』
ふりがな文庫
『
夜の喜び
(
よるのよろこび
)
』
私は、夜を讃美し、夜を怖れる。 青い、菜の葉に塩をふりかけて、凋れて行く時の色合のような、黙って、息を止めているような、匂いはないけれど、もしこれを求めたら、腥い匂い、それも生々しい血汐の流れている時分の臭いでなく、微かに、ずっと前に、古く …
著者
小川未明
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「早稲田文學」1911(明治44)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
色彩
(
いろど
)
病女
(
びょうじょ
)
点
(
とも
)
骨肉
(
みうち
)
貧
(
ひん
)
臥
(
ね
)
拭
(
ぬぐ
)
懐
(
なつ
)
憂
(
うれ
)
凋
(
しお
)
希
(
こいねが
)
繁
(
しげ
)
中
(
うち
)
額際
(
ひたいぎわ
)
音
(
ね
)
躍
(
おど
)
距
(
へだ
)
賑
(
にぎ
)
僅
(
わず
)
血汐
(
ちしお
)
色彩
(
いろどり
)
内外
(
うちそと
)
腥
(
なまぐさ
)
窶
(
やつ
)
眩
(
まぶ
)
四辺
(
あたり
)
燈火
(
ともしび
)
丈
(
たけ
)
極点
(
きょくてん
)
提燈
(
ちょうちん
)
圃
(
はたけ
)
声色
(
こわいろ
)
夜烏
(
よがらす
)
怨
(
うら
)
帛
(
きぬ
)