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『襟』
ふりがな文庫
『
襟
(
えり
)
』
襟二つであった。高い立襟で、頸の太さの番号は三十九号であった。七ルウブル出して買った一ダズンの残りであった。それがたったこの二つだけ残っていて、そのお蔭でおれは明日死ななくてはならない。 あの襟の事を悪くは言いたくない。上等のオランダ麻で拵 …
著者
オシップ・ディモフ
翻訳者
森鴎外
ジャンル
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
脱
(
はず
)
翻
(
こぼ
)
黒猫
(
シャアノアル
)
鐸
(
ベル
)
巴里
(
パリイ
)
珈琲
(
コオフィイ
)
奴
(
め
)
廃
(
や
)
廉
(
やす
)
画餅
(
がへい
)
所々
(
しょしょ
)
抜裏
(
パッサアジュ
)
独逸
(
ドイツ
)
明家
(
あきや
)
猶
(
なお
)
癪
(
しゃく
)
科
(
とが
)
薔薇
(
ばら
)
被
(
かぶ
)
這入
(
はい
)
障碍
(
しょうがい
)
為様
(
しよう
)
為事
(
しごと
)
有之
(
これあり
)
一縷
(
いちる
)
旋
(
めぐ
)
改刪
(
かいさん
)
拵
(
こしら
)
押丁
(
おうてい
)
慇懃
(
いんぎん
)
悪寒
(
おかん
)
得
(
え
)
嵩張
(
かさば
)
寐入
(
ねい
)
卸
(
おろ
)
候
(
そうろう
)