トップ
>
『誰も知らぬ』
ふりがな文庫
『
誰も知らぬ
(
だれもしらぬ
)
』
誰も知ってはいないのですが、——と四十一歳の安井夫人は少し笑って物語る。——可笑しなことがございました。私が二十三歳の春のことでありますから、もう、かれこれ二十年も昔の話でございます。大震災のちょっと前のことでございました。あの頃も、今も、 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「若草」1940(昭和15)年4月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
颯
(
さ
)
通
(
かよ
)
訛
(
なまり
)
地
(
じ
)
躓
(
つまず
)
翌
(
あく
)
肘
(
ひじ
)
芹川
(
せりかわ
)
薔薇
(
ばら
)
蘆花
(
ろか
)
袖
(
そで
)
謂
(
い
)
綺麗
(
きれい
)
額
(
ひたい
)
餡
(
あん
)
首肯
(
うなず
)
馴染
(
なじみ
)
鳥渡
(
ちょっと
)
鴎外
(
おうがい
)
団扇
(
うちわ
)
之
(
これ
)
代
(
だい
)
伺
(
うかが
)
叮嚀
(
ていねい
)
可笑
(
おか
)
咳
(
せき
)
喇叭
(
らっぱ
)
喉
(
のど
)
不憫
(
ふびん
)
性分
(
しょうぶん
)
悔
(
くや
)
指図
(
さしず
)
掻
(
か
)
最中
(
もなか
)
漱石
(
そうせき
)
真直
(
まっすぐ
)