『明治座の所感を虚子君に問れて（めいじざのしょかんをきょしくんにとわれて）』

○虚子に誘われて珍らしく明治座を見に行った。芝居というものには全く無知無識であるから、どんな印象を受けるか自分にもまるで分らなかった。虚子もそこが聞きたいので、わざわざ誘ったのである。もっとも幼少の頃は沢村田之助とか訥升とかいう名をしばしば …

著者	夏目漱石
ジャンル	芸術・美術 > 演劇 > 演劇史 各国の演劇
ジャンル	文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約5分（500文字/分）
朗読目安時間	約9分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

更（か） 揃（そろい） 抛（な） 競（くら） 御神（おかみ） 訥升（とっしょう） 綺麗（きれい） 測（はか） 濠（ほり） 番傘（ばんがさ） 真似（まね） 祐天（ゆうてん） 暢気（のんき） 胸裏（きょうり） 葱（ねぎ） 証拠（しょうこ） 豪（えら） 賞翫（しょうがん） 贔屓（ひいき） 辟易（へきえき） 這入（はい） 鬘（かつら） 固（もと） 他（ほか） 仮色（こわいろ） 切逼（せっぱく） 厭味（いやみ） 取（と） 喝采（かっさい） 嘘（うそ） 囚（とら） 枡（ます） 差支（さしつかえ） 御俊（おしゅん） 愚痴（ぐち） 懸（か） 所作（しょさ） 挙（あ） 今日（こんにち）