京都きょうと)” の例文
こんどは京都きょうと羅生門らしょうもん毎晩まいばんおにが出るといううわさがちました。なんでもとおりかかるものをつかまえてはべるという評判ひょうばんでした。
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
京都きょうと朝廷ちょうてい天皇てんのうがた)も、修好通商条約しゅうこうつうしょうじょうやくをむすぶことにははんたいでした。いっぽう、ハリスからのさいそくはつよくなりました。
「外国渡来の悪宗教といえば、過ぐる年わしは吉利支丹信者の、みつぎという巫女を京都きょうとで捕らえ、一味の者共々刑に処したが……」
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私は今度からだ腫物できものが出来たので、これは是非共ぜひとも、入院して切開をしなければ、いけないと云うから、致方いたしかたなく、京都きょうとの某病院へりました。
死体室 (新字新仮名) / 岩村透(著)
当社とうしゃ神主かんぬし長谷川右近はせがわうこんどのにお目にかかりたくさんじました。——じぶんは、京都きょうと菊亭公きくていこう雑掌ざっしょう園部一学そのべいちがくというものです」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
御幣担ごへいかつぎの多い関西かんさいことに美しいローマンチックな迷信に富む京都きょうと地方では、四季に空に日在って雨降る夕立を呼んで、これを狐の嫁入よめいりと言う
菜の花物語 (新字新仮名) / 児玉花外(著)
そのうち 一休いっきゅうさんは 四じょう むろまちの 京都きょうといちばんの おおがねもち ぜにきゅうの いえに あらわれました。
一休さん (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
むかし京都きょうとに、利助りすけという陶器とうきつく名人めいじんがありましたが、このひとは、あまりつたわらなかったのであります。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
京都きょうとの画工某のいえは、清水きよみずから高台寺こうだいじく間だが、この家の召仕めしつかいぼく不埒ふらちを働き、主人の妻と幼児とを絞殺こうさつし、火を放ってその家をやいた事があるそうだ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
広子ひろこ京都きょうとの停車場から東京ゆきの急行列車に乗った。それは結婚後二年ぶりに母親の機嫌きげんうかがうためもあれば、母かたの祖父の金婚式へ顔をつらねるためもあった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
もう家康は駿府すんぷ隠居いんきょしていたので、京都きょうとに着いた使は、最初に江戸えどへ往けという指図さしずを受けた。使はうるう四月二十四日に江戸の本誓寺ほんせいじに着いた。五月六日に将軍に謁見えっけんした。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
京都きょうとった時分にもあった、四年ばかり前だったが、冬の事で、ちらちら小雪が降っていた真暗まっくらな晩だ、夜、祇園ぎおん中村楼なかむらろうで宴会があって、もう茶屋を出たのが十二時すぎだった
狸問答 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
次に静岡しずおか、次に浜松はままつ、それからさらに大阪おおさか神戸こうべ京都きょうと金沢かなざわ長野ながのとまわって、最後さいご甲府市こうふしへ来たときは、秋もぎ、冬もし、春も通りぬけて、ふたたび夏が来ていました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
山伏やまぶし姿すがたにやつしてはおいでになりますが、あなたがたはきっと酒呑童子しゅてんどうじ退治たいじするために、京都きょうとからおくだりになった方々かたがたでしょう。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
諭吉ゆきちは、おかあさんに、京都きょうと大阪おおさかなどを、ゆっくり見物けんぶつさせて、よろこばせてあげようとおもっていただけに、がっかりしました。
こじきの もくさんは、そこらじゅうの こじきを よびあつめ、京都きょうとじゅうの こじきを みな かりあつめました。
一休さん (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
このさかずきのことがわすれられた時分じぶんかれは、あるなにかの書物しょもつで、利助りすけという、あまりひとられなかった陶工とうこう名人めいじんが、むかし京都きょうとにあったということをみました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
京都きょうとの某壮士或る事件を頼まれ、神戸こうべへ赴き三日ばかりで、帰るつもりのところが十日もかかり、その上に示談金が取れず、たくわえの旅費はつかいきり、帰りの汽車賃にも差支さしつか
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
そして仏教ぶっきょう叡山えいざんにおけるがごとく、ここに教会堂きょうかいどうを建て、十聖壇せいだんをまつり、マリヤの讃歌さんかをたたえて、朝夕、南蛮寺のかわったかねが、京都きょうとの町へもひびいていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分の京都きょうと時代にあったはなしをしよう。
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
京都きょうとに行ったことのある人は、きっとそこの清水きよみず観音様かんのんさまにおまいりをして、あのたか舞台ぶたいの上から目の下の京都きょうとまちをながめ
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
しかも、京都きょうと天皇てんのうのがわは、くにをひらきたくないかんがえだったので、幕府ばくふは、外国がいこくとのいたばさみになったかっこうでした。
まだ おかあさまが じょうぶで、京都きょうとの はずれに すんでいました。さいごんじを でた 一休いっきゅうさんは、ひさしぶりに ははの もとを たずねていきました。
一休さん (新字新仮名) / 五十公野清一(著)
京都きょうと
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いよいよ出陣しゅつじん支度したくができがって、京都きょうととうとするあさ田村麻呂たむらまろはいつものとおり清水きよみず観音様かんのんさまにおまいりをして
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「わたくしは出世しゅっせがしたいとおもって、京都きょうとへわざわざのぼってまいりました。どうぞ一生懸命いっしょうけんめいはたらきますから、お屋敷やしきでお使つかいなさってくださいまし。」
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
この京都きょうとまち一目ひとめ見晴みはらすたかい山の上のおはかめられている人は、坂上田村麻呂さかのうえのたむらまろというむかし名高なだか将軍しょうぐんです。
田村将軍 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこで頼義よりよし義家よしいえ二人ふたりは九ねんくるしいいくさのちりのてきれて、めでたく京都きょうと凱旋がいせんいたしました。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
わたくしどもはけっして変化へんげでも、おにけたのでもありません。一人ひとり摂津せっつくにから、一人ひとり紀伊きいくにから、一人ひとり京都きょうとちか山城やましろくにからたものです。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
こんなふうにして、一月ひとつきもかかって、やっとのことで、京都きょうとちか鳥羽とばというところきました。鳥羽とばふねからきしがると、もうすぐそこは京都きょうとまちでした。
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
京都きょうと天子てんしさまのいらっしゃる日本一にっぽんいちみやこですし、おもしろいしごとがたくさんあります。わたくしはそこへ行って、うんだめしをしてみようとおもいます。」
一寸法師 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
このうまをうかうか京都きょうとまでってって、もしっているものにでもって、ぬすんでたなぞとうたがわれでもしたら、とんだ迷惑めいわくにあわなければならない。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そしてそれからはおにが出て人をさらう心配しんぱいがなくなりましたから、京都きょうとの人たちはたいそうよろこんで、いつまでも頼光らいこうや四天王てんのうたちの手柄てがらかたつたえました。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
為朝ためともはそれから京都きょうとかれて、くびをきられるはずでしたが、天子てんしさまは為朝ためとも武勇ぶゆうをおきになって
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「どうか、わたしを京都きょうとれて行ってください。天子てんしさまの御病気ごびょうきなおしてげとうございます。」
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
むかし、京都きょうとから諸国修行しょこくしゅぎょうに出たぼうさんが、白河しらかわせきえて奥州おうしゅうはいりました。磐城国いわきのくに福島ふくしまちか安達あだちはらというはらにかかりますと、みじかあきの日がとっぷりれました。
安達が原 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
なにをからすはいっているのからんとおもって、童子どうじれいのふしぎなたまみみてますと、このからすはひがしほうから関東かんとうのからすと、西にしほうから京都きょうとのからすでした。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
もうもなく京都きょうとまちちか鳥羽とばというところまでかかりますと、一けんいえで、どこかうちじゅうよそへたびにでも様子ようすで、がやがやさわいでおりました。若者わかものはふとかんがえました。
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
むかし、むかし、京都きょうとまちでねずみがたいそうあばれて、こまったことがありました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
あるときおとうさんは、よんどころない用事ようじ出来できて、京都きょうとのぼることになりました。
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
京都きょうとかえってのちてき大将たいしょう宗任むねとうはすぐにくびられるはずでしたけれど、義家よしいえ
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といわれるにちがいないとおもって、あるそっと鞍馬山くらまやまりて京都きょうとへ出ました。
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
京都きょうとのからすは関東かんとうのからすにかって、このごろみやこはなしをしました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さんざん難儀なんぎをして、清盛きよもりのいる京都きょうと六波羅ろくはらのやしきにくと、常磐ときわ
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そのころ京都きょうときた比叡山ひえいざんに、弁慶べんけいというつよぼうさんがありました。
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「おかあさん、京都きょうとってそんなにとおところなの。」
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)