“斗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
39.0%
ばかり22.1%
ばか15.6%
はか13.0%
6.5%
はかり1.3%
ます1.3%
1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわくカラハシは竹を割って作ったもので、一人一日の能率は稲三十六もみ約七二十一貫目をけばよいことになっていた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
常は何とも思はぬ島田が今日ばかりは恥かしいと夕ぐれの鏡の前に涕ぐむもあるべし、菊の井のお力とても惡魔の生れ替りにはあるまじ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もし此儘で置てはだ後世を誤るばかりと思ふから聞ひた儘を筆記して、土陽新聞の余白を借り、諸君の一さいを煩す事にしました
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)
この上は父のはからひに任せて、我はいづれにもあれ、外へは嫁付とつかず、一生独身にてくらし身を清らにさへ持ちたらましかばとそれのみ心に念じ居たり。
心の鬼 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
此処から三小屋を通つて会津あひづに出て行く路は、江戸へ出る間道として、昔はかなりに人通りがあつたらしい。
行つて見たいところ (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
ぐわつうめにもこゝろいそがれず、つき小學校しようがくかう定期試驗ていきしけんとて飯田町いひだまちのかたに、みかたまけていそへるを、れどもこゝろたのしからず、いゑのさま、町子まちこうへ、いかさまにせん、とはかりおもふ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
南は主人の後からへやの中へ入った。其処はますのような狭い室であった。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
カクテ昼ハ共ニ魏ヲツノハカリゴトヲ論じ、夜ハコウニ歩シ、ヲ踏ンデハライヲナス。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)