“大将”のいろいろな読み方と例文
旧字:大將
読み方割合
たいしょう70.0%
たいしやう7.5%
だいしょう5.0%
てえしょう2.5%
カボラル2.5%
だいしやう2.5%
アドミラル2.5%
カピトーン2.5%
ダイシヤウ2.5%
リーダー2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本にほんのむかしの武士ぶしで一ばんつよかったのは源氏げんじ武士ぶしでございます。その源氏げんじ先祖せんぞで、一ばんえらい大将たいしょうといえば八幡太郎はちまんたろうでございます。
八幡太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
小児せうにの如くタワイなく、意気地いくぢなく、湾白わんぱくで、ダヾをこねて、あそずきで、無法むはふで、歿分暁わからずやで、或時あるときはおやま大将たいしやうとなりて空威張からゐばりをし
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
がき大将だいしょう真坊しんぼうは、さきにたって、てらのひさしにをかけたすずめばちを退治たいじにゆきました。
真坊と和尚さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
ところが、なあ大将てえしょう今度はお前はどうもそうしなくっちゃならねえ。なるほどスモレット船長せんちょは立派な海員けえいんだ。それぁ己もいつだって白状するさ。だが紀律がきびし過ぎらあ。
姫鱒は大将カボラルがグラヴオネの河で釣りあげた自慢のもの、それを、あんた、賞牌メダイユはどっかへすててしまう。鱒は酢をかけて喰ってしまう。
父は横佩よこはき大将だいしやうと謂はれる程、一ふりの大刀のさげ方にも、工夫を凝らさずには居られぬだてものであつた。なみの人の竪にさげて佩く大刀を横に吊る佩き方を案出した人である。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此の家は、暫らく前に死んだ或る海軍大将の家で、アドミラルハウスと呼ばれて居る。其の大将アドミラルは退役後此の軍艦形の家を造って毎日屋上の司令塔に昇り昔の海上生活をしのんだという話だった。
ガルスワーシーの家 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「やあ大将カピトーン、拾っといてくれたね」
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
祖父オホヂ武智麻呂ムチマロのこゝで亡くなつて後、父が移り住んでからも、大分の年月になる。父は男壮ヲトコザカリには、横佩ヨコハキ大将ダイシヤウと謂はれる程、一ふりの大刀タチのさげ方にも、工夫をらさずには居られぬだてモノであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
偶然にもしかし、上手な処理ということこそ、王冠側の大将リーダーであるエドワード・コオクにおいて断然欠くる点であった。