“大将軍”のいろいろな読み方と例文
旧字:大將軍
読み方割合
だいしょうぐん37.5%
たいしょうぐん25.0%
いくさのおおきみ12.5%
ダイシヤウグン12.5%
ダイショウグン12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつての董卓をもしのぐ位置に登って大将軍だいしょうぐん曹丞相そうじょうしょうと敬われ、階下にひかれてきた敗将の陳宮を、冷然と見くだしているのであった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
紀井から大和と、次第に北朝軍の手の届かない奥吉野の山間僻地へきちのがれ、一の宮を自天王とあがめ、二の宮を征夷せいい大将軍たいしょうぐんあおいで、年号を天靖てんせいと改元し
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
軍王の伝は不明であるが、或は固有名詞でなく、大将軍いくさのおおきみのことかも知れない(近時題詞の軍王見山を山の名だとする説がある)。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大将軍ダイシヤウグンとかもすれば、何天子や某の宮、其おつきの都の御大身であつたかと、村の系図の通称や官名ばかりの人々のほんとうの名が知れて、山の歴史はまともに明りを受けた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)