“日本一”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にっぽんいち35.7%
にほんいち35.7%
につぽんいち21.4%
にツぽんいち7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本一にっぽんいちの無法な奴等やつら、かた/″\殿様のおとぎなればと言つて、綾錦あやにしきよそおいをさせ、白足袋しろたびまで穿かせた上、犠牲いけにえに上げたとやら。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
その子はずんずん大きくなって、かがやくほどうつくしくなって、それはねずみのおくにでだれ一人ひとりくらべるもののない日本一にほんいちのいいむすめになりました。
ねずみの嫁入り (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「おほせまでもさふらはず、江戸表えどおもてにて將軍しやうぐん御手飼おてがひ鳥籠とりかごたりとも此上このうへなんとかつかまつらむ、日本一につぽんいちにてさふらふ。」と餘念よねんていなり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いえたれでもまをしますもりから三ばかり傍道わきみちはいりましたところ大瀧おほたきがあるのでございます、れは/\日本一にツぽんいちださうですがみちけはしうござんすので、十にん一人ひとりまゐつたものはございません。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)