“天皇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんのう32.4%
すめらみこと24.3%
おほきみ8.1%
すめらぎ8.1%
すめら8.1%
スメラギ5.4%
すめろぎ5.4%
スミラミコト2.7%
スメラガ2.7%
スメラミコト2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都きょうと朝廷ちょうてい天皇てんのうがた)も、修好通商条約しゅうこうつうしょうじょうやくをむすぶことにははんたいでした。いっぽう、ハリスからのさいそくはつよくなりました。
皇子みこたち共にこたへていはく、理実ことわり灼然いやちこなり。則ち草壁皇子尊づ進みて盟ひていはく、天神あまつかみ地祇くにつかみ、及び天皇すめらみことあきらめたまへ、おのれ兄弟長幼、あはせて十余のみこおのおの異腹ことはらよりづ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
ここにその后に語らひて、「いまし思ほすことありや」とのりたまひければ、答へて曰さく「天皇おほきみの敦きめぐみかがふりて、何か思ふことあらむ」
 明けくれば 国のかためを 身もあらに 瞑想おもひこらしつ 天皇すめらぎの まさきせと おみなべて 和ぐ日をや 民なべて らふ時を
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
天皇すめら御命みことにます御寿おほんいのちを、手長の御寿と湯津磐村ゆついはむらの如く、常磐に堅磐にいかし御世にさきはひ給ひ」などともある。
手長と足長:土蜘蛛研究 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
天皇スメラギは 神にしますぞ。天皇のチヨクとしいはゞ、かしこみまつれ◎
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大伴家持の歌には愛國的な歌もほかにあるが『天皇すめろぎの御代榮えむと東なるみちのく山にくがね花咲く』
愛国百人一首に関連して (旧字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
第二に五の色人と見るとき、色人とは如何なるものと問ふまでもなく、僅か五だけの色人の棟梁では天皇スミラミコトも大したものにならないから、此見方は廢案となさざるを得ない。
天津教古文書の批判 (旧字旧仮名) / 狩野亨吉(著)
(一)明神御宇日本アキツミカミトアメノシタシロスヤマト天皇スメラガ詔旨ラマト、(謂大事於蕃国使之辞也。)云々咸聞。
父帝なる文武天皇は曾祖父、元明帝は祖母、元正帝は母と言ふ形に表され、而も皆一つの天皇スメラミコトであつて、天神の顕界ウツシヨに於ける応身オホミマ(御憑身)であり、当時の理会では、御孫ミマであつた。