“絞殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しめころ65.2%
こうさつ26.1%
かうさつ8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雉も鋭いくちばしに鬼の子供を突き殺した。猿も——猿は我々人間と親類同志の間がらだけに、鬼の娘を絞殺しめころす前に、必ず凌辱りょうじょくほしいままにした。……
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ええ、芝公園増上ぞうじょう寺の境内けいだいに若い女の絞殺こうさつ体が二つ、ほうり捨てられていたというんです。ちょっと新聞の記事を読んでみましょうか——
自分じぶんくだしたおぼえがないにせよ、かんがやうによつては、自分じぶんせいあたへたもののせいうばふために、暗闇くらやみ明海あかるみ途中とちゆうけて、これを絞殺かうさつしたとおなことであつたからである。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)