かじ)” の例文
新字:
味噌こし下げて端たのおあしを手に握つて米屋の門までは嬉しく驅けつけたれど、歸りには寒さの身にしみて手も足もかじかみたれば五六軒隔てし溝板の上の氷にすべり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
味噌みそこしげてはしたのおあしにぎつて米屋こめやかどまではうれしくけつけたれど、かへりにはさむさのにしみてあしかじかみたれば五六軒ごろくけんへだてし溝板どぶいたうへこほりにすべり
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)