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黄白
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くわうはく
ふりがな文庫
“
黄白
(
くわうはく
)” の例文
ル・メルキウル・ド・フランスが初号を
市
(
いち
)
に
出
(
いだ
)
せし時も、
元
(
もと
)
より文壇不遇の士の
黄白
(
くわうはく
)
に
裕
(
ゆたか
)
なる筈なければ、やむ無く
一株
(
ひとかぶ
)
六十
法
(
フラン
)
の債券を同人に募りしかど
骨董羹:―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文―
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
臺地
(
だいち
)
の
畑
(
はたけ
)
は
黄白
(
くわうはく
)
相
(
あひ
)
交
(
まじ
)
つて
地勢
(
ちせい
)
の
儘
(
まゝ
)
になだらかに
起伏
(
きふく
)
して
鬼怒川
(
きぬがは
)
の
土手
(
どて
)
に
近
(
ちか
)
く
向方
(
むかう
)
へ
低
(
ひく
)
くこけて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
さうかと思へば Cercidas と云ふ
所謂
(
いはゆる
)
犬儒派
(
けんじゆは
)
の哲学者は「
蕩児
(
たうじ
)
と
守銭奴
(
しゆせんど
)
とは
黄白
(
くわうはく
)
に富み、予ばかり貧乏するのは
不都合
(
ふつがふ
)
である! ……正義は
土豚
(
どとん
)
のやうに盲目なのか? Themis(正義の女神)の
明
(
めい
)
は
蔽
(
おほ
)
はれてゐるのか?」
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“黄白”の意味
《名詞》
黄色と白色。
黄金と白銀。金銭。
(出典:Wiktionary)
黄
常用漢字
小2
部首:⿈
11画
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
“黄白”で始まる語句
黄白混血児
黄白青銭
黄白万能主義