“くわうはく”の漢字の書き方と例文
語句割合
黄白100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ル・メルキウル・ド・フランスが初号を市(いち)に出(いだ)せし時も、元(もと)より文壇不遇の士の黄白(くわうはく)に裕(ゆたか)なる筈なければ、やむ無く一株(ひとかぶ)六十法(フラン)の債券を同人に募りしかど
臺地(だいち)の畑(はたけ)は黄白(くわうはく)相(あひ)交(まじ)つて地勢(ちせい)の儘(まゝ)になだらかに起伏(きふく)して鬼怒川(きぬがは)の土手(どて)に近(ちか)く向方(むかう)へ低(ひく)くこけて居(ゐ)る。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さうかと思へば Cercidas と云ふ所謂(いはゆる)犬儒派(けんじゆは)の哲学者は「蕩児(たうじ)と守銭奴(しゆせんど)とは黄白(くわうはく)に富み、予ばかり貧乏するのは不都合(ふつがふ)である! ……正義は土豚(どとん)のやうに盲目なのか? Themis(正義の女神)の明(めい)は蔽(おほ)はれてゐるのか?」
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)