“飼桶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいおけ75.0%
かひばをけ12.5%
こおけ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三頭の馬が、一つの飼桶かいおけに首を入れて、えさを争い喰っているそんな夢を見たのである。朝になって、賈詡かくへそのことを話すと、賈詡は笑って
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
牛の前には赤飯を盛つた盆が供へられ、そのわきになみ/\と「ぶ湯」の水をたゝへた飼桶かひばをけが置いてあり、その水に灯かげがあかく映つてゐた。
また鶯は人の見ている前では啼かないかご飼桶こおけというきりの箱に入れ障子しょうじめて密閉し紙の外からほんのり明りがさすようにするこの飼桶の障子には紫檀したん黒檀などを用いて精巧せいこう彫刻ちょうこく
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)