“飼馬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいば50.0%
かいうま37.5%
かひうま12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのへんに住んでいる人たちの仕事には、飼馬かいば、耕作、そま、炭焼きなどありますが、わけても飼馬かいばには熱心で、女ですら馬の性質をよく暗記しているほどです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ようやくひとり解釈して、よくよく馬の顔を見ていると、馬の顔でも、武家の飼馬かいうまと野放しの野馬とは顔が違っていた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
コスチウスコオがある時、隣り村の僧侶ばうさんのところへ葡萄酒の進物をしようとした事があつた。その使者つかひとして馬丁べつたうが呼び出された。馬丁べつたうは御主人の命令いひつけで、その飼馬かひうまを引き出してそれに乗る事にした。