飼桶こおけ)” の例文
また鶯は人の見ている前では啼かないかご飼桶こおけというきりの箱に入れ障子しょうじめて密閉し紙の外からほんのり明りがさすようにするこの飼桶の障子には紫檀したん黒檀などを用いて精巧せいこう彫刻ちょうこく
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)