“かひばをけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秣桶25.0%
飼料槽25.0%
飼桶25.0%
飼葉桶25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の壁にけてある画にある様に、旅の宿屋の馬小屋で馬の秣桶かひばをけを、臥床ねどこになされたのです、阿父おとうさんは貧しき大工で、基督も矢張り大工をなされたのです——く御聴きなさい
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
私は或る百姓家の戸口で、一かたまりの冷たいかゆを豚の飼料槽かひばをけの中に捨てようとしてゐる小さなを見た。
牛の前には赤飯を盛つた盆が供へられ、そのわきになみ/\と「ぶ湯」の水をたゝへた飼桶かひばをけが置いてあり、その水に灯かげがあかく映つてゐた。
子供は車の上の袋から、からこと、こまかく刻んだわら飼葉桶かひばをけに入れた。それから、瓢箪へうたんを二つに割つて作つた器をもつて、道の下の綺麗きれいな小川から水をすくつて来て、餌にまぜた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)