“まぐさおけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秣桶75.0%
秣槽25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはたるきのあいだと開いている天井窓てんじょうまどから、そのうす気味悪い小屋の中をのぞいてみました。七面鳥がはりの上でねむっていました。くらはからっぽの秣桶まぐさおけの中に入れて、休まされていました。
老人は、秣槽まぐさおけを飼料台の上にのせ、馬が喰べはじめるのを、後手うしろでをしながら、ひととき、うっとりとながめる。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
キャラコさんが、まとまりのつかない顔をして立っているうちに、馬車はいつものところでとまり、老人は馬車のほうへのびあがって秣槽まぐさおけをおろしはじめた。
キャラコさん:10 馬と老人 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)