トップ
>
秣桶
>
まぐさおけ
ふりがな文庫
“
秣桶
(
まぐさおけ
)” の例文
荷馬
(
にうま
)
の口へ結びつけた
秣桶
(
まぐさおけ
)
から
麦殻
(
むぎから
)
のこぼれ落ちるのを何処から迷って来たのか痩せた鶏が一、二羽、馬の脚の間をば恐る恐る歩きながら
啄
(
ついば
)
んでいた。
夏の町
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
首はもう一度あがりかけて、またぐったり
秣桶
(
まぐさおけ
)
の縁に倒れかかる。それがあんまりがっくりと行ったので、そのぶっつかった鈍い音に、私たちは思わず「あ!」と声を立てる。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
わたしは
桷
(
たるき
)
のあいだと開いている
天井窓
(
てんじょうまど
)
から、そのうす気味悪い小屋の中をのぞいてみました。七面鳥が
梁
(
はり
)
の上で
眠
(
ねむ
)
っていました。
鞍
(
くら
)
はからっぽの
秣桶
(
まぐさおけ
)
の中に入れて、休まされていました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
秣
漢検1級
部首:⽲
10画
桶
漢検準1級
部首:⽊
11画
“秣”で始まる語句
秣
秣陵
秣槽
秣草
秣場
秣掻
秣架
秣入
秣山
秣畑