飛乘とびのり)” の例文
新字:飛乗
にがしたが又儀左衞門殿も一體いつたい白妙しろたへ馴染なじみの客にて是も其夜白妙を阿部河原あべがはらまで追駈おつかけ來られ重五郎と問答もんだふ中白妙はふね飛乘とびのり柴屋寺しばやでらまで參りしなり其後樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
怪敷あやしく思はれし故なりとぞ其頃そのころ海賊かいぞく二人召捕れ詮議せんぎありしに是等は八艘飛さうとび與市よいちと云ふ者の子分にて海賊となりし由申ける故其與市は何方いづかた住居すまひ致すやとたゞされしに海賊共七八年以前泉州せんしうさかひ又は安藝あき宮島みやじま阿州あしう尼子あまこうら相住あひすみ海中にて西國大名の荷物船へ飛乘とびのり賊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)