)” の例文
旧字:
風花かざばなの空にちて、日和ひよりうららよとの。遠山は霜月祭、新野にひのにては睦月むつき西浦にしうれ田楽でんがく北設楽きたしだらは花祭とよの。さてもめでたや、雪祭のとりどり。
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
天つ辺は飛びつつ泣かゆまなしたに虹の輪円くち明るめり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
庇間ひあはひや奈良の夜ふけにつ影の大きなる鹿のもそと来てあり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
夕光ゆふかげのかくうらなごむ枯野からのには色すらも声にちて匂はむ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
よく磨らむかな女童めわらは七夕たなばたは磨る墨のいろのきんつまで
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)