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頸根
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くびね
ふりがな文庫
“
頸根
(
くびね
)” の例文
グレ さうよなァ、
頸根
(
くびね
)
ッ
子
(
こ
)
は、
成
(
な
)
ろうなら、
頸輪
(
コラー
)
(
首枷
(
くびかせ
)
)から
引
(
ひ
)
ッこ
拔
(
ぬ
)
いてゐるがよいてや。(罪人にはならぬがよいてや)。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
両足を
踏張
(
ふんば
)
って、組み合せた手を、
頸根
(
くびね
)
にうんと椅子の背に
凭
(
もた
)
れかかる。
仰向
(
あおむ
)
く途端に父の半身画と顔を見合わした。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
半ば斬放された
頸根
(
くびね
)
から
迸
(
ほとばし
)
り出る鮮血が、
揉
(
も
)
みしだかれた掛軸の白を鮮かな紅に染めていった。
武道宵節句
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
と陸奥守は異様な声で叫び、自分の
頸根
(
くびね
)
ッ子を
掌
(
てのひら
)
で抑えた。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
藤蔓に
頸根
(
くびね
)
を抑えられた櫂が、
掻
(
か
)
くごとに
撓
(
しわ
)
りでもする事か、
強
(
こわ
)
き
項
(
うなじ
)
を
真直
(
ますぐ
)
に立てたまま、藤蔓と
擦
(
す
)
れ、舷と擦れる。櫂は一掻ごとにぎいぎいと鳴る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
これが平均を破壊する第三の条件である。これほど不平があるなら、吾輩の
頸根
(
くびね
)
っこを
捉
(
とら
)
えて引きずり卸したら
宜
(
よ
)
さそうなものだが、鈴木君はだまって見ている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“頸”で始まる語句
頸
頸筋
頸飾
頸脚
頸動脈
頸城
頸部
頸輪
頸窩
頸垂