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頭布
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ずきん
ふりがな文庫
“
頭布
(
ずきん
)” の例文
手甲の上には紺地に白糸で、草模様などの刺繍が見える。もとより包むのは両手のみではなく、
頭布
(
ずきん
)
をかぶるのは言うを
俟
(
ま
)
たない。
陸中雑記
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
姉もまた赤い
布片
(
きれ
)
で
衣
(
ころも
)
を縫って、地蔵の肩にまきつけたり、小さな
頭布
(
ずきん
)
をつくったりして、石の頭に冠せたりした。
幼年時代
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
寒
(
さむ
)
い
風
(
かぜ
)
が
急
(
きゅう
)
に
北
(
きた
)
の
方
(
ほう
)
から
起
(
お
)
こってきて、
雪
(
ゆき
)
がちらちらと
降
(
ふ
)
ってきました。
見
(
み
)
ると、さっきまで、つえをついて、
黒
(
くろ
)
い
頭布
(
ずきん
)
をかぶっていたおばあさんは、じつは
魔物
(
まもの
)
であったのです。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黒
(
くろ
)
い
頭布
(
ずきん
)
と
見
(
み
)
えたのは、
大
(
おお
)
きな
翼
(
つばさ
)
をたたんで、その
頭
(
あたま
)
を
隠
(
かく
)
していたからです。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“頭”で始まる語句
頭
頭巾
頭髪
頭脳
頭蓋骨
頭腦
頭上
頭陀袋
頭痛
頭顱