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鞠唄
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まりうた
ふりがな文庫
“
鞠唄
(
まりうた
)” の例文
揚幕より
推出
(
おしいだ
)
されて、多勢の見物の見る目恥かしく、しのぶ、小稲とともに狂言のなかに
立交
(
たちまじ
)
りて、舞台に
鞠唄
(
まりうた
)
うたいし声の、あやしく震いたるも
多日
(
しばし
)
がほどぞ。
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「およしなさい。町の
流行唄
(
はやりうた
)
なんか。もっといい
鞠唄
(
まりうた
)
があるでしょ」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
萬歳
(
まんざい
)
の
鼓
(
つゞみ
)
遙
(
はる
)
かに、
鞠唄
(
まりうた
)
は
近
(
ちか
)
く
梅
(
うめ
)
ヶ
香
(
か
)
と
相
(
あひ
)
聞
(
き
)
こえ、
突羽根
(
つくばね
)
の
袂
(
たもと
)
は
松
(
まつ
)
に
友染
(
いうぜん
)
を
飜
(
ひるがへ
)
す。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
幾多の星霜を経てはいるけれども、かしこの柳、ここの松、湯屋も古くからあるというし、寺の門前のは今もあたりの女の子が、打集うては遊んでいる、
鞠唄
(
まりうた
)
も唄うている、
廂
(
ひさし
)
、軒、土の色も有の
儘
(
まま
)
。
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鞠
漢検準1級
部首:⾰
17画
唄
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
“鞠”で始まる語句
鞠
鞠躬如
鞠子
鞠問
鞠場
鞠躬
鞠育
鞠沓
鞠盗
鞠投