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せいぶつ
ふりがな文庫
“
静物
(
せいぶつ
)” の例文
わたしはこんな話をしながら、
静物
(
せいぶつ
)
を
描
(
か
)
いた古カンヴァスの上へ
徐
(
おもむ
)
ろに色を加えて行った。彼女は
頸
(
くび
)
を傾けたまま、全然表情らしいものを示したことはなかった。
夢
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
どちらかといえば、
私
(
わたし
)
は、
深
(
ふか
)
くわかりもしないくせに、
多趣味
(
たしゅみ
)
のほうです。あるとき、
街
(
まち
)
を
歩
(
ある
)
いていて、
骨董屋
(
こっとうや
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
って、だれが
描
(
えが
)
いたのか、
静物
(
せいぶつ
)
の
油絵
(
あぶらえ
)
がありました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こうした
子供
(
こども
)
は、
不思議
(
ふしぎ
)
に
図画
(
ずが
)
だけは、じょうずに
書
(
か
)
くものだといわれていたが、
秀吉
(
ひできち
)
のばあいは、
静物
(
せいぶつ
)
を
写生
(
しゃせい
)
させても、なにをかいたのか、その
外形
(
がいけい
)
すら、まとまっていなかったのでした。
天女とお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“静物”の意味
《名詞》
静止していて動かない物。
(出典:Wiktionary)
静
常用漢字
小4
部首:⾭
14画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“静”で始まる語句
静
静寂
静謐
静粛
静止
静々
静脈
静岡
静坐
静御前