障子せうじ)” の例文
つまみして障子せうじめた、殘暑ざんしよといふものはわるあつい、空氣くうきかよはないかららである、くもつてゐるから頭痛づつうがする、たまらぬ。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)
そこへおともだちがておはなしをしてゐると、どこから這入はいつてたものか、また椽側えんがはた、わたしあわてゝ障子せうじ締切しめきつた。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)
ねこ姿すがたえないので障子せうじけた、うみからくるかぜには木立こだちふるはれて爽味さうみをもつてくる。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)