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闘鶏
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とうけい
ふりがな文庫
“
闘鶏
(
とうけい
)” の例文
「じつは、
私
(
わたし
)
のところに
強
(
つよ
)
い
闘鶏
(
とうけい
)
が一
羽
(
わ
)
いる。かつて
負
(
ま
)
けたことがないのだから、ひとつおまえさんのこの
鶏
(
とり
)
と
闘
(
たたか
)
わしてみましょう。」
金持ちと鶏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのうえ四季の
物見行楽
(
ものみこうらく
)
だの、
闘鶏
(
とうけい
)
だの、
賭
(
か
)
け弓だのと、およそ今ほど、遊びごとや
賭
(
か
)
けごとのさかんなときは、かつてにもない。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この点ではこの若者たちも
闘鶏
(
とうけい
)
や
闘犬
(
とうけん
)
の
見物
(
けんぶつ
)
同様、残忍でもあれば冷酷でもあった。彼等はもう猪首の若者に特別な好意を持たなかった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
艦隊
(
かんたい
)
のように魚以上の堂々とした隊列で遊弋し、また
闘鶏
(
とうけい
)
のように互いに瞬間を
鋭
(
するど
)
く
啄
(
つつ
)
き合う。身体に燃えるぬめりを水で扱き取ろうとして異様に
翻
(
ひるがえ
)
り、翻り、翻る。
金魚撩乱
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
当主の家成は、五十がらみの、人の
好
(
よ
)
さそうな男だった。
右大弁
(
うだいべん
)
の官職にあったが、いまは退官して、
闘鶏
(
とうけい
)
にばかり熱心である。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「このとおりだ。
闘鶏
(
とうけい
)
をさせるなら、どこからでも
相手
(
あいて
)
になるのを
連
(
つ
)
れてくるがいい、けっして、この
鶏
(
とり
)
は
負
(
ま
)
けないから。」
金持ちと鶏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
闘鶏
(
とうけい
)
のカケ合せでも見るようにお十夜はこう考えて、冷淡に落ちついていたが、まさか、血をみるまでほうってもおけず、やッと二人をかき分けて
鳴門秘帖:03 木曾の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はじめのうちはどちらが
勝
(
か
)
つか、
負
(
ま
)
けるかわからないほどでありましたが、ついに
金持
(
かねも
)
ちの
鶏
(
とり
)
に
友
(
とも
)
だちの
闘鶏
(
とうけい
)
は
負
(
ま
)
かされて、
血
(
ち
)
だらけになってたおれてしまいました。
金持ちと鶏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
パッと両方の口からとびだした蛾次郎と竹童とは、
王庭
(
おうてい
)
に
血戦
(
けっせん
)
をいどむ
闘鶏
(
とうけい
)
のように、ジリジリとよりあって、いまにもつかみ合いそうなかたちをとった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
躍り出た二人はすでに、二羽の
闘鶏
(
とうけい
)
が、
逆羽
(
さかば
)
を立てて、戦意を
研
(
と
)
ぎ合う姿だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“闘鶏”の解説
闘鶏(とうけい)は、ニワトリの雄を戦わせる競技である。
(出典:Wikipedia)
闘
常用漢字
中学
部首:⾨
18画
鶏
常用漢字
中学
部首:⿃
19画
“闘鶏”で始まる語句
闘鶏師
闘鶏場
闘鶏御田