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閻浮檀金
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えんぶだごん
ふりがな文庫
“
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)” の例文
金銀、
硨磲
(
しゃこ
)
、
瑪瑙
(
めのう
)
、
琉璃
(
るり
)
、
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
、の属を挙げて、ことごとく退屈の
眸
(
ひとみ
)
を見張らして、疲れたる頭を
我破
(
がば
)
と
跳
(
は
)
ね起させるために光るのである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
量目
(
はかりめ
)
約百万両。
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
十斤也。
緞子
(
どんす
)
、
縮緬
(
ちりめん
)
、
綾
(
あや
)
、
錦
(
にしき
)
、
牡丹
(
ぼたん
)
、
芍薬
(
しゃくやく
)
、菊の花、
黄金色
(
こんじき
)
の
董
(
すみれ
)
、
銀覆輪
(
ぎんぷくりん
)
の、月草、露草。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
中天竺
(
ちゅうてんじく
)
舎衛国
(
しゃえこく
)
に、五種の悪疫が流行した時、
月蓋長者
(
がっがいちょうじゃ
)
が竜宮城から
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
を取り寄せて、釈尊、
目蓮
(
もくれん
)
長者
(
ちょうじゃ
)
と三者が心を合せて鋳造した、阿弥陀如来の霊像といわれた。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
夕されば
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
の木の光またかうかうとよろめきにけり
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
嫩江を前に
正
(
ただ
)
しく横たへて
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
の日の沈み行く
満蒙遊記:附 満蒙の歌
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
しぐるゝや
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
の実一つ
川端茅舎句集:02 川端茅舎句集
(新字旧仮名)
/
川端茅舎
(著)
満堂の
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
や宵の春
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
侍女一 姫様は、
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
の
一輪挿
(
いちりんざし
)
に、真珠の露でお
活
(
い
)
け遊ばし、お
手許
(
てもと
)
をお離しなさいませぬそうにございます。
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
網の目に
閻浮檀金
(
えんぶだごん
)
の仏ゐて光りかがやく秋の夕ぐれ
雲母集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
閻
漢検1級
部首:⾨
16画
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
檀
漢検準1級
部首:⽊
17画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“閻浮”で始まる語句
閻浮提
閻浮
閻浮提金
閻浮提洲
閻浮陀金