“閻浮”の読み方と例文
読み方割合
えんぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さるをおんそうしば/\こゝにきたりて回向ゑかうありつる功徳くどくによりてありがたき仏果ぶつくわをばえたれども、かしら黒髪くろかみさはりとなりて閻浮えんぶまよふあさましさよ。
閻浮えんぶの衆生は命不定みょうふじょうなりとは申せども、成人するまで親に添う人の子多く候ものを、如何なる宿執の報いに依って、我等三歳の時父には生きての別れ、母には死しての別れとなりぬらん
三人法師 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
生死いきしに閻浮えんぶにかへるいくさかな 直安なおやす
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)