“えんぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偃武42.9%
閻浮42.9%
演舞14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神祖偃武えんぶ以来のれ場所は実に今でなくて武士の一生涯にまたとあろうか——鐘巻自斎いかなる稀世きせいの剣妙であるとも、勝たねばならぬ、撃ち込まねばならぬ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
閻浮えんぶの衆生は命不定みょうふじょうなりとは申せども、成人するまで親に添う人の子多く候ものを、如何なる宿執の報いに依って、我等三歳の時父には生きての別れ、母には死しての別れとなりぬらん
三人法師 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
大書院とむかいあって庭園の一面に独立して離れているが、演舞えんぶを見る日は、こちらの大書院その他の母屋が、そのまま貴賓や太守や奥方などの席となり
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)