“長逗留”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながとうりゅう85.7%
ながどうりゅう7.1%
ながどまり7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とはいえ、時にはウチで奉公しろとか、ウチの子供になれ、とか言ってくる人もいたが、五六日いると窮屈で、長逗留ながとうりゅうはできなかった。
安吾史譚:05 勝夢酔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
亭主は元は侍で、如何いかなる事か足のきずの痛みはげしく立つ事ならず、一日々々との長逗留ながどうりゅうつい旅用りょようをもつかいはたし、そういつ迄も宿屋の飯を食ってもいられぬ事なりとて
M駅には一寸した温泉場がありますので、私はそこのある宿へ泊り込んで、毎日毎日湯に入ったり散歩をしたり、如何いかにも長逗留ながどまりの湯治客らしく見せかけようとしたのです。
赤い部屋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)