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錬
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きた
ふりがな文庫
“
錬
(
きた
)” の例文
これを
錬
(
きた
)
え直して造った新しい鋭利なメスで、数千年来人間の脳の中にへばり付いていたいわゆる常識的な時空の観念を
悉皆
(
しっかい
)
削り取った。
アインシュタイン
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
先祖以来、
田螺
(
たにし
)
を
突
(
つっ
)
つくに
錬
(
きた
)
へた口も、さて、がつくりと参つたわ。お
庇
(
かげ
)
で
舌
(
した
)
の根が
弛
(
ゆる
)
んだ。
癪
(
しゃく
)
だがよ、
振放
(
ふりはな
)
して
素飛
(
すっと
)
ばいたまでの事だ。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
上部に鉄の
格子
(
こうし
)
を
穿
(
あ
)
けて中央の孔から鉄砲を打つと云う
仕懸
(
しかけ
)
の後世のものでは無論ない。いずれの時、何者が
錬
(
きた
)
えた盾かは盾の主人なるウィリアムさえ知らぬ。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
三十五六の
屈竟
(
くっきょう
)
な
漢
(
おのこ
)
、火水に
錬
(
きた
)
え上げた
鉄造
(
くろがねづくり
)
の体格で、見るからに頼もしいのが、
沓脱
(
くつぬぎ
)
の上へ脱いだ笠を
仰向
(
あおむ
)
けにして、両掛の旅荷物、
小造
(
こづくり
)
なのを縁に
載
(
の
)
せて、
慇懃
(
いんぎん
)
に
斉眉
(
かしず
)
く風あり。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
錬
常用漢字
中学
部首:⾦
16画
“錬”を含む語句
錬金術
鍛錬
錬稠
不鍛錬
錬磨
百錬
手錬
錬鉄
未錬
錬金術師
諳錬
錬炁
錬冶
錬瓦
錬行
錬術場
錬込
錬達
錬金學者
錬金抒情詩
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