-
トップ
>
-
金城
>
-
きんじやう
しかるに我国
甞火浣布を
作るの
石を
産す、その
在る所は、○
金城山○
巻機山○
苗場山○
八海山その外にもあり。その石
軟弱して
爪をもつても
犯すべきほどの
軟なる石なり。
これより
旬日の
前までは、
前田加賀守治脩公、
毎朝缺すことなく
旭を
禮拜なし
給ふに、
唯見る
寂寞たる
墓の
下に、
金城の
蒼生皆眠りて、
彌望、
極顧、
活色なく、
眼の
下近き
鍛冶屋にて
しかるに我国
甞火浣布を
作るの
石を
産す、その
在る所は、○
金城山○
巻機山○
苗場山○
八海山その外にもあり。その石
軟弱して
爪をもつても
犯すべきほどの
軟なる石なり。