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酒杯
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さかづき
ふりがな文庫
“
酒杯
(
さかづき
)” の例文
先祖から伝はつた
酒杯
(
さかづき
)
を相手に、時をり管を巻くことの好きな寺名主が、ある時チビリチビリやりだして、まだ二杯とは傾けんのに、ふと見ると
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
恐しく鳴り渡るにつれて、『どうだ、君
一杯
(
ひとつ
)
。』の叫声、手も
達
(
とゞ
)
かぬテーブルの、
彼方
(
かなた
)
此方
(
こなた
)
を
酒杯
(
さかづき
)
の取り遣り。
一月一日
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
下人
問
(
と
)
はっしゃらいでも
申
(
まう
)
しませう。
手前
(
てまへ
)
主人
(
しゅじん
)
はカピューレット
長者
(
ちゃうじゃ
)
でござります。
若
(
も
)
し
貴下
(
こなた
)
がモンタギュー
家
(
け
)
の
方
(
かた
)
でござらっしゃらぬならば、
來
(
わ
)
せて
酒杯
(
さかづき
)
を
取
(
と
)
らッしゃりませ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
ここにその
后
(
きささ
)
大御
酒杯
(
さかづき
)
を取らして、立ち依り
指擧
(
ささ
)
げて、歌よみしたまひしく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
叔母はその時、なんでも韃靼風のだぶだぶした衣裳をつけて、
酒杯
(
さかづき
)
を持ちまはつて一同に酒をすすめてゐたさうぢや。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
▼ もっと見る
この老人は
酒杯
(
さかづき
)
を頭にのつけて、
四絃琴
(
バンドゥーラ
)
を手にすると、
煙管
(
パイプ
)
をすぱすぱやりながら、歌を口ずさみ口ずさみ、ぞめき連のやんやといふ喝采につれて、しやがみ踊りをおつぱじめたものだ。
ディカーニカ近郷夜話 前篇:04 イワン・クパーラの前夜
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
酒
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
杯
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
“酒”で始まる語句
酒
酒肴
酒場
酒宴
酒瓶
酒代
酒精
酒屋
酒樽
酒盃