“道陸神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうろくじん54.5%
だうろくじん45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(へッ、へッ。)と、先はお役人様でがさ、お世辞わらいをしたばかりで、こちらも肩で捻向くつらだ、道陸神どうろくじんの首を着換つけかえたという形だてね。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「要次郎。おせきちやんを送つて行くのだから、影や道陸神どうろくじんを用心おしよ。」
祖父殿おんぢいどんはの、山伏やまぶし姿すがたしたたび修業者しゆげふじやが、道陸神だうろくじんそば病倒やみたふれたのを世話せわして、死水しにみづらしつけ……修業者しゆげふじやならつたひます。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
下では石清水八幡いはしみづはちまんの本宮の徒と山科やましなの八幡新宮の徒と大喧嘩をしたり、東西両京で陰陽の具までを刻絵きざみゑした男女の神像を供養礼拝して、岐神(さいの神、今の道陸神だうろくじんならん)
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)