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過日
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こなひだ
ふりがな文庫
“
過日
(
こなひだ
)” の例文
何から何まで見透しで御慈悲深い上人様のありがたさにつく/″\我折つて帰つて来たが、十兵衞、
過日
(
こなひだ
)
の云ひ過ごしは堪忍して呉れ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
だけど私、
過日
(
こなひだ
)
でモウ皆に笑はれて、
懲々
(
こりごり
)
してるんですもの。ぢや
施
(
か
)
けて下さいつて、欺して逃げて来たもんだから、野村さんに
追駆
(
おつか
)
けられたのよ。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
アラ
入
(
い
)
らしつたよ、チヨイとお
母
(
つか
)
さん
旦那
(
だんな
)
が、
何
(
ど
)
うもまア
貴方
(
あなた
)
は
本当
(
ほんたう
)
に
呆
(
あき
)
れるぢやアありませぬか、
過日
(
こなひだ
)
お
帰
(
かい
)
んなすつた
切
(
ぎり
)
入
(
い
)
らつしやらないもんですから
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何か汝とわつさり飲んで互ひの胸を和熟させ、
過日
(
こなひだ
)
の夜の我が云ふた彼云ひ過ぎも忘れて貰ひたいとおもふからの事、聞て呉れ斯様いふ訳だ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
過日
(
こなひだ
)
奥の縁側で、
祖母
(
おばあ
)
さんと何か議論してるの。そして静子々々ツて何か私の事言つてる様なんですからね、悪いと思つたけど私立つて聞いたことよ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
『その何ですよ、
過日
(
こなひだ
)
、
否
(
いや
)
昨日か、神山樣にも一日お願ひしたんですがね。その、私は鮎釣に行きますから、御都合の可い時一日學校に
被來
(
いらつしや
)
つて下さいませんか?』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『その何ですよ、
過日
(
こなひだ
)
、
否
(
いや
)
昨日か、神山
様
(
さん
)
にも一日お願ひしたんですがね。ソノ、私は鮎釣に行きますから、御都合の
可
(
い
)
い時一日学校に
被来
(
いらしつ
)
てゐて下さいませんか?』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『それ、
過日
(
こなひだ
)
橋の上に貴女と二人立つてゐた方ですね。あの方と今日同じ汽車に乘りましたよ。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『ソレ、
過日
(
こなひだ
)
橋の上に貴女と二人立つてゐた方ですね。あの方と今日同じ滊車に乗りましたよ。』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『婆さんの理窟で行くと、兄が死ねば弟も死なゝけれアならなくなる。俺の姉は去年死んだけれども俺は恁して生きてゐる。然うだ。
過日
(
こなひだ
)
死んだ
馬喰
(
ばくらふ
)
さんは、婆さんの
同胞
(
きようだい
)
だつていふぢやないか?』
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『婆さんの理屈で行くと、兄が死ねば弟も死なゝけれアならなくなる。俺の姉は去年死んだけれども俺は
恁
(
か
)
うして生きてゐる。
然
(
さ
)
うだ。
過日
(
こなひだ
)
死んだ
馬喰
(
ばくらう
)
さんは、婆さんの
同胞
(
きやうだい
)
だつていふぢやないか?』
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“過日”の意味
《名詞・形容動詞》
過ぎ去ったある日。
(出典:Wiktionary)
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“過日”で始まる語句
過日来