“遊(ゆ)” の例文
遊(ゆ)く水は再び還(かえ)らず、魯陽(ろよう)の戈(ほこ)は落日を招き還(かえ)しぬと聞きたれど、何人も死者を泉下より呼起(よびおこ)すべき術(すべ)を知らぬ限(かぎり)は、われも徒爾(いたずら)に帰らぬ人を慕うの女々(めめ)しく愚痴なるを知る
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
吾か勢子(せこ)はいつく遊(ゆ)くらんおき津ものなはりのやまを気布(けふ)か古ゆらん
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
八月二十九日 昨夜軽井沢遊(ゆ)ふぎ利(り)泊り。小諸行、自動車。
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)