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じれい
ふりがな文庫
“
辞令
(
じれい
)” の例文
が、あの女と別れるくらいは、何でもありませんといっているじゃないか? たといそれは
辞令
(
じれい
)
にしても、猛烈な
執着
(
しゅうじゃく
)
はないに違いない。
一夕話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
あるいは
非職
(
ひしょく
)
の
辞令
(
じれい
)
が場長の
手許
(
てもと
)
まできてでもいやせぬかとも考える。まさかにそんなに早くやめられるようなこともあるまいと思いなおしてみる。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
挨拶として
率爾
(
そつじ
)
はないが、噛んでも味のない
辞令
(
じれい
)
一片である。石川数正もそうだったが、総じてここの家中には一種特別な家風が
儼
(
げん
)
としてあるやに感じられる。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人にしても、
辞令
(
じれい
)
に
巧
(
たくみ
)
な
智識
(
ちしき
)
階級の
狡猾
(
ずる
)
さはとりませんが、
小供
(
こども
)
や、
無智
(
むち
)
な者などに
露骨
(
ろこつ
)
なワイルドな
強欲
(
ごうよく
)
や
姦計
(
かんけい
)
を
見出
(
みいだ
)
す時、それこそ氏の、漫画的興味は
活躍
(
かつやく
)
する様に見えます。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
東京にいることになれば
位置
(
いち
)
が低くても勉強ができる、なるべく
非職
(
ひしょく
)
などいう
辞令
(
じれい
)
を受け取らずに、
転任
(
てんにん
)
したいものだ、
飯
(
めし
)
くってすぐとでかけよう。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
糟谷
(
かすや
)
はついに東京に
位置
(
いち
)
を
得
(
え
)
られないうちに、四月
上旬
(
じょうじゅん
)
非職
(
ひしょく
)
の
辞令
(
じれい
)
を
受
(
う
)
け
取
(
と
)
った。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“辞令”の意味
《名詞》
何かに対応する際の言葉遣い。あいさつ。
官職の任免など人事異動の際、その内容を記した書面。
(出典:Wiktionary)
辞
常用漢字
小4
部首:⾟
13画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“辞”で始まる語句
辞
辞儀
辞世
辞退
辞去
辞義
辞誼
辞書
辞句
辞柄